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10.北岡建設㈱の歴史(1964年)

  • 北岡組今昔物語

 

今回、北岡建設㈱の歴史を皆様に紹介させていただきます。

北岡建設㈱は昭和39年5月に創立されました。私が入社しましたのは昭和47年11月で会社創立から約8年が経過していました。入社前の話は、諸先輩方から聞いた話を思い出しながら書かせていだきます。 北岡建設㈱は設立と同時に板野郡北島町鯛ノ浜に北岡生コンクリート北島工場を設立しました。昭和39年といえば、徳島県内の生コン工場と言えば当社より前に設立された工場が2社あったそうです。当社は3番目の工場であったそうです。現在は、当社より以前に設立された工場は1社が昭和40年に閉鎖され、別の1社(現在の四国生コンクリート工業㈱)が残っています。当時、他の2社は簡易プラントであり、全自動の生コン工場は当社の工場が県下の第一号であったそうです。

設立当時はJIS表示許可制度もなく、その後昭和40年9月に制度ができ、当社も翌年にはJIS表示許可工場となったとのことです。

当時は、コンクリートと言うものが一般的にはあまり知られていなかったので、売り込みには大変苦労されたようです。その後は、生コン産業が隆盛になり県内にも多数の生コン工場が設立されましたが、需要の減少により多数の工場が閉鎖されました。

私が入社した年は、当社の工場の近隣も住宅化が進み北島町の工業団地へ移転の計画が進んでいました。翌年には新工場の建設が始まり、9月には新工場が完成し、新工場での生コンの製造が始まりました。工場の設備は約十年前の設備とは大きく進歩しており、その当時製造能力は四国内では最大で、プラントメーカー(北川鉄工所)のカタログの表紙に採用されていました。

その後、工場の設備は平成7年に主な設備は新しくなり現在に至っています。

平成11年4月には同じ協同組合内の平成生コンクリート㈱との工場集約を行い北岡平成生コンクリート㈱として製造を行っています。

私は、当初北島に勤務していましたが、平成52年12月に㈱北岡組の簡易プラント(現在の㈱北岡組本社敷地)を新しい場所に移転し、本格的な生コンプラントを建設し、北岡建設㈱美馬工場として稼働することになったため、本社から美馬工場へ転勤となりました。

当初は、大型工事をはじめ道路改良工事等の需要も多く、各社ともに活気がありました。その間、各社単独での製造販売で値崩れが起こり始めました。そこで、県内の他地区と同じく協同組合を設立し、共同販売システムを取り入れ、価格の維持と集金等の省力化を図ってきました。平成の初めの頃は、出荷も順調でありましたが、大型工事も減少し、出荷は減少するばかりでした。美馬郡地区においても閉鎖する工場が出始めたことから、当社も地域内の井上生コンクリート工業㈱・南生コンクリート㈱の3社の間で工場集約の話がまとまり、平成15年5月よりトラストコンクリート㈱を設立し共同で製造販売を行っています。工場集約後も出荷量は大幅に減少していますが、現在は徳島の協同組合にも加入して販売単価も安定してきています。本社工場の集約を機会に美馬工場も他社に先駆けて集約を図り、合理化を行ってきたことが良かったと思っています。今後も需要は減少すると思われますが、道路等の社会資本の整備には、生コンクリートは必要不可欠な物であり、需要はなくなる事はないと考えられますので、今後とも良い品質の生コンを供給していきたいと考えています。

グループの皆様には今後とも北岡建設㈱に対してご指導・ご協力宜しくお願い申し上げ北岡建設㈱の歴史の紹介とさせて頂きます。

(長江 俊勝さん 北岡建設㈱)

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