北岡組経営理念

1.経営理念(企業として 人として)
         「大きな夢  大きな心」

●「大きな夢」

人間は常に限られた命のなかでも永遠性、完全性、美しさというものを追い求めて深く生きようとしています。それら永遠性、完全性、美しさへのあこがれが、表現を変えて子孫の繁栄を願う心、立派な人物になりたいと思う心、悟りをひらきたいと思う心、幸せに暮らしたいと思う心・・・・・・等々につながっている訳です。
人の夢というのは、つきつめれば永遠性、完全性、美しさへのあこがれという抽象的な言葉に集約できる訳です。企業にも同様な“夢”というものがあります。ある企業は未来永劫の繁栄を願い、ある企業は社会的信用の構築に努力し、またある企業は業界No.1を目指し日夜努力しております。
私たち北岡組においても、後述の“大きな心”によって“お客様の満足”を追求していく以上は、それを“錦の御旗”にして企業としての大きな夢につき進まなければなりません。夢のない企業は色あせた不毛の集団であり、夢のない人間は、魅力のない薄っぺらな人間であることを私たちは理解しなければなりません。
“大きな心”と“大きな夢”を持ったとき初めて“生きることの力強さ”と“進むべき道への確信”が得られるのです。

            


●「大きな心」

 企業は利益をあげることを前提にしているのは言うに及びません。なぜなら社員に継続的な給料を保証し、明日の企業の存続のため設備投資をし、内部留保をつみあげていかなければならない義務があるからです。
 したがって利益を追求するのは当然ですし、企業の本質でさえあります。しかし、企業の目的(存在理由)は、ただ単に利益をあげるということではなく、やはり社会のなかで役に立つ集団であるということが、一義的な企業の存在理由であろうと思います。
 社会のなかで役に立つ働きをして、その報酬として正当な利益を社会から頂く。別な表現をすれば、お客様に満足して頂いて、そのぶんをお客様から利益として頂く。私たちがまず念頭に置かなければならないことは、利益の追求ではなく、“お客様の満足”の追求であるということだと思います。
 利益は必ず“お客様の満足”の後からついてくる性質のものであるということを周知徹底する必要があります。 それでは“お客様の満足”の追求を徹底するにはどうしたらよいのでしょうか。それはお客様の立場になって考える、ということから始めることにほかなりません。徹底したお客様への奉仕そして徹底したお客様中心の考え方。そこには、私事を陵駕した奉仕の精神(人間尊重の精神)が必ず必要になってきます。そこから始まって企業は実業を営まなければなりません。
 そのとき初めて私たちには仕事をとおしてのやり甲斐と充実感、そして利益に裏打ちされたゆとりが達成される訳です。 企業の利益、お客様の満足、社員の幸せ。一見矛盾したこれらの要素は、私たちが“大きな心”を持つことによって両立し、作用し合い、そして明日への大いなる前進のエネルギーとなるのです。

            

2.社是(社風として)
         信用 ・ 誠実 ・ 奉仕

●「信用」

人間は常に限られた命のなかでも永遠性、完全性、美しさというものを追い求めて深く生きようとしています。それら永遠性、完全性、美しさへのあこがれが、表現を変えて子孫の繁栄を願う心、立派な人物になりたいと思う心、悟りをひらきたいと思う心、幸せに暮らしたいと思う心・・・・・・等々につながっている訳です。
人の夢というのは、つきつめれば永遠性、完全性、美しさへのあこがれという抽象的な言葉に集約できる訳です。企業にも同様な“夢”というものがあります。ある企業は未来永劫の繁栄を願い、ある企業は社会的信用の構築に努力し、またある企業は業界No.1を目指し日夜努力しております。
私たち北岡組においても、後述の“大きな心”によって“お客様の満足”を追求していく以上は、それを“錦の御旗”にして企業としての大きな夢につき進まなければなりません。夢のない企業は色あせた不毛の集団であり、夢のない人間は、魅力のない薄っぺらな人間であることを私たちは理解しなければなりません。
“大きな心”と“大きな夢”を持ったとき初めて“生きることの力強さ”と“進むべき道への確信”が得られるのです。

●「誠実」

 世間には,時として傲慢で不遜な態度をとり,人を人と思わないような人がよくあります。私たち北岡組の社員は決してそんなことがあってはならないのであって,何ごとにも誠実さで接しなければなりません。人と人とのつながりは相互の信頼によって最も強い結びつきとなります。信頼を基底として成り立った人間関係は,反目もなければ嫉視もなく,背徳もなければ裏切りもありません。
 ところが,人間の住む社会には,利害や打算がついて廻り,自己中心にものを考え事を行う場合が少なくないので,せっかく信頼で結ばれた上下左右の人間関係がもろくも崩壊してしまうのであります。
 もともと信頼とはあくまで相対的なもので,一方が信ずるといっても他方に不信があるならば成り立ちません。口先だけで「信じてくれ」「信じている」といったところで,そこには信頼は存在しません。何よりも実践が第一であります。
 人おのおのが家庭にあっても,職場にあっても,周囲の信頼に応える生き方をしている限り,明るく平和であるべきはずですが,本能的な人間性に根ざすわがままや,欲望といったものが人をして信頼に背かせるところに,もろもろのトラブルが発生することになります。したがってすべての信頴に応えるという態度こそ,人間の正しい在り方の基本を示すものであり,特に職場においては絶対性をもって貫き通さなければなりません。

●「奉仕」

 奉仕は,本来大きくは人類・国家あるいは地域社会,小さくは友人や肉親,あるいは近隣の人のために私心をさしはさまず代償を求めずしてつくす純粋無欲な行為をいいます。
 したがって,この奉仕の精神を,利潤追求を大前提とする私企業の倫理として要請することは,一見矛盾しているように思えます。実際に利潤のための利潤追求ということであれば,奉仕の精神とは大いに矛盾するところがあります。
 また人によっては,奉仕などは時代錯誤の封建的倫理で,今日の社会には通用しない無用の価値概念であるときめつけたくなるかもしれません。
 しかし,これこそ現代における爛熟した資本主義下の企業にとってもっとも重要な経営理念でないかと考えます。なぜかというと優勝劣負,適者生存のきびしい競争原理のつらぬかれる現代経済社会では,結局においてお客様の満足を得られない企業は脱落するしかない訳です。ところがこの満足というのはきわめて人間的な心理状態であって,物理的な量や賃と必ずしも相関関係にあるわけでなく奉仕という純粋な私事を陵駕した行為によってつよく動かされるものであるからです。
 とはいえ,私たちは企業として適正な利益を得なければ存在を許されないのでありますから,慈善団体のように無償の奉仕をつづけることの不可能なことは言うには及びません。
 奉仕とは,まごころのこもった仕事をやりとげて私たちが受ける支払いが対価として充分に値するという満足感を,お客様に与えることであります。これがまさしく品質保証であります。利益は必ず“お客様の満足”の後から付いてくる性質のものであるということを周知徹底しなければなりません。
 奉仕などというと,とかくドライにギブ・アンド・テイクで割りきりたがる昨今の風潮に逆行する,かび臭いお題目のように受けとる人があるかもしれませんが,この精神こそ前述したように現代企業の最も重要な経営理念であるばかりでなく,私たちに仕事に対するやり甲斐と充実感を理解せしめ,日々凡々の日常の奴隷から解放して真の自由と融和を得させるための酵母のような役割をはたすものなのです。

3.北岡組七ケ条(戒めとして)

先に述べた北岡組の旗じるしである「経営理念」「社是」のもとに,社員共通の“考え”や”戒め”それが社訓(七ケ条)であります。社訓(七ケ条)は,心に迷いを生じたとき,地位や身分を問わず決断のよりどころを求める,その精神的支えでもあります。

●「思考せよ」

 全ては問題意識をもつことから始まります。どんなに優秀な人でも,現状を是として何の問題意識も持たなければ,明日への進歩はありません。今日よりももうー段高い明日を願うとき初めて問題意識が生れ,現状に対する創造的破壊(チャレンジ精神)が行われるのです。ただ単に周囲に対する不平,不満という低次元の思考ではなく,今自分自身に何ができるか,ここから考え始めなければなりません。
 全てはこの一点から始まります。

●「挑戦せよ」

 自分の考えは,まずやってみることで確信となります。やる前から失敗を恐れたり他人の目を気にしたりしていては何もできなくなります。また,会社の組織がこうなっているからとか,規定にこう定められているからこれは他人の仕事であるとかいって手をこまねいている人を見受けますが,まず自分自身が動くことです。そうすれば,水面に波紋がひろがってゆくように自然と他人も動かされます。特に建設業にあっては,若年にして作業所の指揮,監督をする立場に置かれますから,誰よりもまず自分が率先して範を示す積極的な行動力が要求されるのです。

●「継続せよ」

 継続は力である,という言葉があります。どんな些細なことでも一日一日の積み重ねをしていくうちに大きな力,大きな自信につながっていくという意味ですが私たちも確信のある行為は,どんなささいなことでも(ささいなことだからこそ)日々続けていかなければなりません。たった一日の怠業,怠惰でも,それを怠ることによって全く意味がなくなってしまいます。初志貫徹してやり通しているという自信が,明日からのエネルギーにつながり,一廻り大きい自分自信へとつながる訳です。

●「計画をもて」

 大きな力には必ず方向性というものが必要です。それが無目的に,無方向に分散されたとき,せっかくの力も意味をなさないことになります。私たちも,自信をもって行動していく上で,必ず明確な計画を示すことが必要となってきます。しかも具体的な事象を示し明文化する必要があります。そうすることによって,現実と目標の距離が把握でき,そこからやる気と工夫,そして明日からの希望と努力が生れてくるのです。

●「大局を見よ」

 私たちはともすると日々凡々の仕事に追われ,人生の夢を見失い惰性で仕事をこなす,いわゆる日常の奴隷となってしまうことがままあります。仕事に対するやり甲斐の喪失,家庭での信頼関係の崩壊,そして消極的な社会参加。これらは全て自分の仕事の意義を理解していないところからきています。私たちは企業の一歯車として仕事をしているのではなく,社会のために(お客様のために)仕事をしているという積極的な存在意識を理解すべきです。専門分野だけでなく,常に社会の出来事に興味を持ち,はば広く豊かに生きるべきです。

●「仕事を道楽とせよ」

 仕事は基本的に楽しくなければなりません。それは,どんなにつらい仕事,苦しい仕事であっても同じであります。仕事が楽しいか,そうでないかは,本人が仕事を受身でやるか能動(攻めの心構え)でやるかに大いに関係していることなのです。上司から10日間で仕事をやるよう命ぜられたとき,[よし,俺は8日間でやりあげてやる!上司を見かえしてやる!」と考えるか,それとも「こんな仕事,10日間でやれる訳がない!」と考えるか。同じ仕事でも,前者はすでに仕事を自分のために楽しんでやり始めていますが,逆に後者はおしきせられた気分で受身で仕事を始めています。仕事のやり甲斐,充実感というのは,仕事の苦しさ,つらさの尺度ではなくいかに自分のものとして積極的にやるかにかかっているのです。

●「協調せよ」

 協調によって力が倍増されるということは,いまさら言うに及ばないことです。ただ,今まで自分でやってきた仕事に対して,他人に意見を聞いたり,手伝いを乞うたりすることは,結構勇気のいることです。ここまで自分一人でやってきたのだからもう少し自分だけでやってみたいと思うのが人の常であります。しかし,自分の仕事の完遂を願うのであれば,仕事の成功を願うのであれば,広く周囲に意見を求め協力を乞うことをしなければなりません。仕事の成功,同僚との信頼関係そして自己の人間的な成長は協調する心から生れます。